成龍酒造のご紹介
愛媛県は東予市、瀬戸内海に面した小さな町にあります。松山(地元の人は「まっちゃま」と発音するんですね)から車で1時間くらい走ると、東予市に着きます。
ここ成龍酒造さんは、昨年(平成15年)にある人の紹介で知り会いました。『賀儀屋』という名前のお酒を初めて造られた年です。
使っているお米は「松山三井」。酒米ではないのですが、四国ではよく使われます。この賀儀屋、コストパフォーマンスがとても良いです。お燗にしても崩れないし、冷やでもすいすいと飲めてしまう。当店で扱うお酒の中では、けっこう香りのある方ですが、ぐわっとくる吟香ではなく、上品にふわっと香りますので、私も飲めます。
この賀儀屋を造るのは、織田杜氏。まだ35歳と若いですが、しっかりとしたお酒を造ります。そして、この蔵では会長(つまり、社長のお父様)も酒造りをされます。70歳を超えた今でも、酒造りが好きなので、毎日蔵に入って、他の蔵人さん達と一緒に仕事をされています。
これは高知の久礼・西岡酒造さんにも言えることですが、海の近くで昔から造られているお酒というのは、やはり魚介類に合うのでしょうか。ある程度は香りもありながら、すいすいと飲めてしまう、切れの良いお酒です。(この説に一般性があるかどうかは分かりませんが)
冷やでも、お燗でもすいすい飲めてしまう。日本酒をあまり飲んだことの無い女性のお客様が「とってもおいしいです。お陰様ですっかり純米酒のファンになりました」とおっしゃってくれました。というと、素人向けの香りだけの酒かと思ったあなた。それは違います。と〜っても口(両方の意味で)のうるさい男性のお客さんが、「おっ、これ、いいじゃん」とおっしゃってくれました。
つまり、幅広く受け止めてくれる懐の深さを持ったお酒です。是非、お試し下さい。
*昨年はタンク一本しか造らなかったため、全国で20店の販売だったのですが、発売後3ヶ月で完売してしまいました。今年は若干多めに造ったようですが、もともと大きな蔵ではありませんので、品切れの際はご容赦下さい。

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