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羽前白梅 羽根田酒造(山形県)

羽前白梅 羽根田酒造の酒蔵訪問

山形県鶴岡市の大山地区は、昔から酒造りの盛んな土地だったそうですが、現在残っているのは、この羽前白梅さんを含めて三軒のみ。

その中でも最も規模が小さいのが、この白梅さんです。

表玄関は普通の住宅のように見えますが、「志ら梅」と書かれた古びた看板が申し訳程度にかかっていますが、これがなかったら、まさかここが酒蔵だとは思えません。

しかし、中に入ると歴史のある旧家なんだと納得。分厚い漆喰の白壁におおわれた土蔵が幾つも並んでいますが、現在は倉庫として使われているそうです。

また、甑(こしき)と言われる大きな釜(お米を蒸す)があり、酒造りには理想的なスペースが確保されていて、造り手達は、仕事がしやすいだろうと想像できます。

この白梅さんの特徴は、とにかく熟成が遅いこと。1年くらいでは全く味が乗ってきません。もし冷蔵庫で保管するなら3〜4年は必要かと思われます。

ですので、とりあえずすぐに栓を開けて十日以上、放置する必要があります。

しかし、味が乗った白梅さんのお酒は、それはもう絶品です。派手ではないが上品な香りがほのかに漂い、口の中では柔らかくふくらむ味わい。それでいて決してもたつかず、するりとのどを落ちていきます。

このお酒を造っているのは、地元の安西杜氏。現在六十代と、杜氏としてはまだ若い方かもしれませんが、その腕前は上原先生も認めていらっしゃいました。

「安西さん、あんたは名人じゃな。このタイミングで酒を搾るのが分かる杜氏は、そうはおらんぞ」とおっしゃっていたのを、私も聞いたことがあります。

こんな凄い酒が何故、誰にも注目されないのか不思議でしょうがないのですが、蔵元さんの控え目な性格なんでしょうか。

蔵元さんは一見こわもてなのですが、実はとっても控え目でおとなしい方なので、その性格そのままに、お酒もあまり知られていないのかもしれません。

ま、あまり知られてくれるな、というのが白梅ファンの偽らざる気持ちなんでしょうが。

羽前白梅 羽根田酒造の純米酒はこちらでご購入できます。

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