杜の蔵(福岡県) |
杜の蔵の純米酒と酒蔵のご紹介
筑後平野のど真ん中にこの蔵はあります。西鉄天神駅から一時間弱。三潴駅を降りると正面に蔵の建物が見えます。この先には旭菊もあり、互いに行き来しながら研鑽されているようです。
現在、この蔵の杜氏をされている末永さんは、杜氏として四代目。蔵元さんも四代目。ず〜っと杜の蔵で杜氏をされていらっしゃいます。
私が初めてこの蔵を訪れた時は、今の杜氏のお父様が杜氏をされていて、その末永杜氏から、酒造りのことをいろいろと教えてもらいました。
蔵元の森永社長は醸造学科出身の理論家で、この蔵元と杜氏が車の両輪となってさまざまな試みをされていて、これは一つの理想的な関係ではなかろうかと思えてなりません。
蔵の規模としてはけっこう大きい方ですが、日本酒に関しては全量純米酒になりました。
使う米の量は増えて、出来る酒の量は減るので、わしの言うことは誰もやらん、というのが上原先生の口癖でしたが、その非経済的なことを、この蔵はやってしまいました。
当店で扱っている中では、神亀さんに続いて2つめの快挙です。
ただ、ここのお酒も熟成が遅い。それだけしっかりとした造りがされている証拠でもあるのですが、1年以上、ものによっては3〜4年熟成させたいようなお酒がいっぱいあります。
実際、「独楽蔵」などは数年熟成させた後で出荷されますが、それでも開けたてはまだ味が乗り切っていません。それを一週間前後かけて飲んでいただくと、純米酒ならではの爽快でふくらみのある旨味を堪能できます。
また、ここでは焼酎も造っていて、酒粕を原料にした『吟香露』は福岡県の鑑評会で何度も局長賞を受賞した逸品なのですが、いかんせん数が少ない。
原料の酒粕が、自社だけでは足りなくなってしまうほどの人気を博してしまったため、現在に至るまで、品薄状態が続いています。
が、この他にも麦焼酎も爽やかでいてコクのある『』などいろいろな焼酎もあり、それぞれに違う個性で楽しませてくれます。



