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鷹勇 大谷酒造(鳥取県)

鷹勇 大谷酒造の純米酒紹介

大谷酒造の純米酒鳥取県の中部、浦安町に位置する蔵です。鳥取市から山陰本線で約一時間ほど揺られ、浦安駅で下車。歩いて15分ほどで蔵に到着。この蔵は鳥取県では最も大きい蔵ですが、大きさではなく、その品質の高さで有名です。

まだ全国的には知名度は高くないかもしれませんが、品質に反比例する価格も驚異です。 この蔵で製造の先頭に立つのが坂本杜氏。若い時から上原先生の薫陶を受けてこの蔵で修業を積み、今や押しも押されもしない名杜氏。実際、この蔵の中に入ると、開放タンクの数に圧倒されます。そして、それが全て純米吟醸だ、というのでさらにびっくり。これだけの数の純米吟醸を、少しずつ工夫をしながら、あの圧倒的な存在感を持った酒に仕上げてゆく腕は、やはり坂本杜氏率いる出雲の蔵人達ならではでしょう。

毎年、出雲から坂本杜氏と共に数名の蔵人が赴任します。誰もが杜氏として一本立ちできるだけの腕前を持ちながらも、坂本杜氏を慕いこの蔵にやってきます。こんなに純米吟醸ばかりあって、大変ではないかと私なぞは思うのですが、少しずつ工夫できるから楽しい、とこともなげにおっしゃる。 毎年、新しい米、新しい造りに果敢にチャレンジされ、これまた見事な美酒を作り上げてしまう。 倉吉管内、鳥取県、出雲杜氏組合、中国地区、または全国と、出品すればことごとく入賞されるだけの腕前は持ちながら、あくまでも基本は純米吟醸、と言われる坂本杜氏。いつまでもいつまでも、おいしいお酒を造り続けて下さい。

鷹勇 大谷酒造の純米酒はこちらでご購入できます。

 

鷹勇 大谷酒造の酒蔵紹介

日本酒を造る名杜氏この蔵は、なんといっても、私の敬愛する坂本杜氏(現在は顧問)を抜きにして語ることは出来ないでしょう。

私としては、神亀さんの後に訪問したのが、この鷹勇、ということもあり、また神亀さんの時とは違う、衝撃的な体験をここでしてしまったために、ここまで純米酒にのめり込むことになってしまったのです。

上原先生をして、「現在、あれほどの技量の杜氏はそうはおらん」とまで言わせしめる腕前で、米の悪い年でもちゃんと「鷹勇」の酒を造ってしまいます。鷹勇は、よく「男酒」と言われます。まさに正鵠を得ている言葉でしょう。搾ったばかりの時は、熟成の目処が立たないほど堅く、渋いです。生原酒でさえ、常温でほったらかしておいても全く崩れてきません。

初めて訪れた鷹勇で、この「男酒」の凄さを目の当たりにしてしまったのです。

あれは平成3年の冬だったでしょうか。まずは事務所に通されて型通りの挨拶を、社長と杜氏と交わし、多少の世間話をした後で、その年に搾ったばかりの新酒を味見させていただいたのですが・・・

どれを飲んでも、何の味も香りも無い。まるで焼酎。え? 杜氏さん、もしかして俺を試すために何か違うものでも持って来たのかな? と思ってしまいました。

が、初めての蔵で大杜氏に対してそんなことも言えずに、蔵の中を案内してもらいました。一通り蔵の中を案内され、中くらいの開放タンクが整然と並んでいるのを目にしていると、坂本杜氏が「これは全部、純米のタンクですわ。一つ一つ造りを変えられるから楽しいです」ということをおっしゃる。

その時は、ほ~そういうものかな~、と思っていたのですが、後で他の蔵元さんに聞いてみたら、とんでもない! うちじゃ、杜氏に純米酒2~3本造ってくれって頼むのがせいぜいですよ、普通、そんなに多くの純米酒なんか造りませんし、杜氏や蔵人だって、しんどいから造りたがりませんよ、よほどの腕なんでしょうな、その杜氏さんは、と言われ、改めて坂本杜氏の凄さを実感したこともありました。

で、また事務室に戻ってしばらく造りの話やらなにやらをして時間が経ち、じゃあ今日はこれでお暇します、でも、もう一度さきほどのお酒、試飲させて下さい。

ということで、くだんの、何も味も香りも無い、焼酎まがいの何かが入った利き猪口を鼻に近づけてみると・・・あれっ!? あきらかに、吟醸っぽい香りがほのかにしている。味も、かすかにだけど、吟味が感じられる。

つまり、最初に味見した時は、タンクから汲んできたばかりで、温度も低かったため、味も香りも全く表面に出てきていなかったわけです。それが時間の経過とともに温度も上がってきて、じわじわと表面に出てきたわけですね。

私が放置プレイをするようになったきっかけは、この時の鷹勇の経験からです。この経験と、ワイン屋さんの話が見事に結びついたわけです。 実際、鷹勇は開けたてよりも一週間後の方が、より一層、味も香りも楽しめます。この旨味を知ってしまったら、もう、どんなお酒も放置プレイせずにはいられません。

そしてお燗も。さらには燗冷ましも。当店で扱っているお酒は、全て、放置プレイの上で燗冷ましまでしていますので、安心して放置プレイにいそしんで下さい。

倉吉管内、鳥取県、出雲杜氏組合、中国地区、または全国と、出品すればことごとく入賞されるだけの腕前は持ちながら、あくまでも基本は純米吟醸、と言われる坂本杜氏ですが、現在は顧問として第一線は退かれ、昔鷹勇で一緒に蔵人として働いていた曽田杜氏に第一線が引き継がれました。まだまだ馴れていないことが多いでしょうが、坂本杜氏と同じく黄綬褒章を受賞されているほどの腕前の曽田杜氏ですから、これからの活躍に期待しています。

鷹勇・坂本杜氏特別インタビュー

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