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安西杜氏(羽前白梅)

むちゃくちゃ堅いです、この人の造るお酒。

蔵元さんには度々指摘するのですが、「いや~、わたし、ずっとこれだったもんで、お酒ってのは、こういうもんだと思っていたんですが・・・」

そんなの、あんただけだよ!

とは突っ込みを入れませんが、1年や2年じゃ、全然熟成してきません。

ですので、こればかりは仕方ないので、消費者が自分で調整するしかありません。

栓を開けて二週間前後、ほったらかしにしてから、お燗にしていただくと、丁度いい具合に味がまろやかになってきます。

でも、そんな堅い、渋い酒が造れるということは、もちろん、それだけの技量の持ち主でもある、ということです。

事実、上原先生が、「あんたは名人じゃな。あのタイミングで搾れる杜氏は、そうはおらんぞ」というような意味のことを安西杜氏にされていたことがあり、へ~先生もこんなに褒めることがあるんだ、と感心した記憶があります。

ちなみに、上原先生は、酒造業界で毒舌No1と言われた方です。

本人としては、「わしは本当のことを言っとるだけ」だそうですが。

開けたてからすぐに楽しみたい方にはお奨めしませんが、一ヶ月前後待ちながら味の変化を待てる、気の長い方にはお奨めします。気の長い方にしか知り得ない味わいがあります。

 

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