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井上杜氏(三井の寿)

現在は、蔵元さんの次男の井上君が杜氏の重責を担っていますが、私が初めてここにお邪魔した平成3~4年頃は、地元のベテラン杜氏が赴任されていました。

その杜氏の造るお酒の味が大好きで、三井の寿は私の日々の晩酌にもしばしば登場したのですが、井戸を変えた頃から酒質が変化し、結局そのまま、そのベテラン杜氏は引退されました。

「とっさん(杜氏)には悪いことしましてね~ 『なんか酒が思うような味にならん』って首をひねってらしたですよ。

あの時、井戸を変えなければよかったんですかね~」と蔵元さんは後ほどおっしゃってました。

井戸が変わると酒質はがらっと変わるという劇的な変化を教えてくれました。

その後、石川県の菊姫で修行した山下杜氏が山廃造りをこの蔵に導入し、現在は蔵元さんの次男井上君が杜氏となりました。

この蔵の恐ろしいところは、麹を全て蓋麹という小さな道具で造ることです。

はっきり言ってとんでもない仕事量ですが、歴代の蔵人は淡々と仕事をこなしています。

一部に蓋麹をやっている蔵はたくさんありますが、全量蓋麹というのは、聞いたことがありません。

こんなことをしているのは、私が知る限り、この三井の寿と神亀くらいしかありません。

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