| 東北地方 |
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山形県地酒
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鯉川酒造
山形県余目。亀の尾の原産地として有名な余目に、鯉川さんはあります。新潟の酒蔵さんが有名になったせいなのか、新潟のお米だと思ってらっしゃる方も多いようですが、亀の尾の原産地は山形県余目です。
数年前から、55%精白の亀の尾の純米吟醸を造るようになったのですが、これが良い。米の旨味もありながら、非常に滑りの良い、それでいてちゃんと燗上がりするお酒になっています。
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羽根田酒造
きちんと味の乗った白梅さんは、めちゃめちゃ旨い! そして、長く楽しめるんです。開けたてでも味が乗っているくらい熟成していても、さらに二週間以上は味が変化しながら、さらなる旨味が出てきます。そして、もちろんお燗にすると、また一味違います。「ちろり」という季節限定の純米吟醸は、その名の通り、ちろりにでも入れてじっくりとお燗をして飲んでほしい逸品です。
こんなお酒を造られるのは、地元出身の安西杜氏。上原先生からも「あんたは名人じゃ」と言われるほどの腕前の持ち主です。 |
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米鶴酒造 |
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福島県地酒 |
大七酒造
This is 生モト! と古くからの、酒造業界にいる友人が絶賛する、大七の生モト純米。万石蔵でありながら、そのほとんどを蓋麹を使い、昔ながらのモト摺りをして造られる大七の生モトは、オンリー・ワンの味わいでしょう。
出来ることならば、孫子の代にまで、この味わいを残してもらいたいものです。生モト造りには、温度計も無い時代から先人達育んできた、日本酒の製造技術の精華が詰っているのですから。 |
| 北陸地方 |
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石川県地酒 |
鹿野酒造
ここでは、なんといってもあの農口杜氏が菊姫さんの後で赴任されたことで一躍有名になりました。
そしてこの農口杜氏、『魂の酒』というインタビュー形式の本も出ましたので、これを読んでいただければよく判ると思いますが、とても理論的に酒造りを自分の頭の中で組み立てられる人です。精米から洗米、麹造り、モロミと、全ての工程にわたって、どういう酒を造るから、ここはこうする、ということがきちんと理論的に判っている人です。杜氏としては当たり前かもしれませんが、なかなかここまで出来る人も、そう多くはいません。
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福井県地酒 |
田嶋酒造(福井県)
えてして山廃造りの場合は、酸のゴツい、ゴワゴワした味わいの飲みにくいお酒が多いのですが、この福千歳さんの山廃はとても奇麗な味わいでした。鷹勇や三井の寿さんの山廃に匹敵します。
その味わいは、ここで使っている酵母に由来するのではないかと私は考えています。その酵母とは「田嶋2号」。つまり、田嶋さんが自家培養されている酵母です。これに「大系14号」という、福井県で開発された新しい酒米を使っています。この組みあわせ、そしてもちろん、田嶋さんの蔵の水、蔵人さん達の技術が一体となってこの味わいが生み出されているのだろうと思います。 |
| 関東地方 |
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埼玉県地酒 |
神亀酒造
「うん、いいだろ。どうぞ」と、お燗された純米大吟醸を盃に注いでくれました。
は〜、まあ連れてきてくれた人の手前、しょうがないけど飲むか・・・と一口。
それは物凄い衝撃でした。えっ、何これ? さっきまでの老ね香もないし、冷やのままだと飲みにくかった酸がとってもまろやかになっている。これなら下手なワインなんざ足下にも及ばない。これは凄い!!
んっ、もしかしたら、このオジさん(専務のこと)とっても凄い人なんじゃなかろうか・・・
それから、専務に嫌がられながらも蔵に押しかけては色々とお酒のことを教えてもらいました。 |
| 近畿地方 |
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奈良県地酒 |
久保本家
「生もとのどぶ」、つまりドブロクと見まごうばかりの濁り酒です。アルコール度数も高いので、チェイサー燗にされるといいでしょう。旨いです。ただし、冷やで飲んだら、もったいないです。割り水してお燗にして飲んでみて下さい。旨いです。加水しないでそのままでも口当たり良いのですが、お燗にすると、さらに切れが良くなります。にごり酒は甘ったるいベタベタしたものだと思ったら大間違い。お燗にすると幅広い料理に合わせて楽しめます。にごりの部分も、お米の原形を留めていて、これがまた旨い。
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| 中国地方 |
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広島県地酒 |
藤井酒造
明治四十年の第一回全国清酒品評会で全国第1位を受賞した名誉ある銘柄「龍勢」。このラベルが貼られて出されるお酒は、純米酒ばかりです。その中でも蔵元、杜氏が納得出来るものにだけ龍勢ラベルが付けられるそうです。確かに、龍勢のお酒は、どれをとっても外れが無い。ただし、開けたての味のまろやかさに騙されてぐいぐいと飲んでしまうのは勿体ない。二週間前後、ちびちびと味の変化をお楽しみ下さい。きっと新たな発見が出来ることでしょう。 |
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竹鶴酒造
石川杜氏をはじめとする、竹鶴酒造の面々の造る味わいは、決して数値で推し量れない奥深さがあります。開けたては確かにとっつきにくいです。杜氏自ら「純米爆弾」などと言っています。冷やのままで飲めば、口の中で酸が弾けます。でも、そのゴツイ味わいが、時間の経過とともに、なんとも言えない旨味に変わってくるのです。瓶のままだったら、二週間〜一ヶ月。口の広い酒器に入れておくなら半日くらい、そのままほったらかしにしてみて下さい。
開けたてのゴツさは微塵もなく、骨太の酸が味の骨格を造り、五味が見事に調和してきます。この味わいを知ってしまったら、もう後には引けません。
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鳥取県地酒 |
大谷酒造
なんといっても、私の敬愛する坂本俊杜氏の存在を抜きにして、この蔵は語れないでしょう。
十八歳からこの蔵に勤め始めて、もう五十数年。
あの上原先生をして「現在、あれほどの技量の杜氏はそうはおらん」とまで言わせしめる腕前。 |
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日置桜酒造
ここで使うお米は、地元の玉栄、山田錦と、やはり地元で契約栽培されている強力(ごうりき)です。この強力は、先代の社長が種もみを探すことから始めました。戦前までは鳥取県では広く栽培されていたそうですが、戦後の近代的な農法とは合わず、次第に姿を消していったそうです。常温程度で飲むと、柔らかく感じられ、強力特有の酸もあまり感じられませんが、お燗にすると、強力らしい力強さと酸がふわっと出てきます。温度によって全く表情が違います。このお酒を飲まれる時は、さまざまな温度で飲まれてみるとより楽しめるでしょう。
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島根県地酒 |
桑原酒造
この扶桑鶴ですが、竹内杜氏の人柄そのままの柔らかく優しい味わいです。搾ったばかりの時も、あまり渋さを感じさせない、柔らかさがあります。しかし・・・それだからといって甘く見てはいけません。その柔らかく優しい味わいが、じわじわと熟成してきて、さらなる深みが加わってくるのです。山田錦、佐香錦、備前雄町等の酒米を使っていますが、どれも透明感溢れる味わいで、多くの飲み手を魅了しています。
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| 九州地方 |
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福岡県地酒 |
井上合名会社
この蔵、恐ろしいことに、全てのお酒を蓋麹という小さな道具で麹を造る、とんでもない造りを平気でしてます。
平成13byのお酒を見せていただいた時に、昨年までのお酒とあまりに違うのでびっくりしました。ほのかな吟香、味の底に潜んでいる上品な吟味。米の旨味がたっぷりと詰っていながらも滑るような切れの良さ。あっ、昔の三井の寿の味だ! これこそ三井の寿じゃん!!
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旭菊酒造
ここ2〜3年の旭菊さんには、本当に参りました。凄いです。これほど劇的に変化した蔵も、そうはないんじゃないでしょうか。私の知る限り、全国でもトップクラスの酒質ではないかと思っています。ただし、最初の口当たりの良さに騙されて早飲みしてしまうと、そのポテンシャルの半分も分からないでしょう。二週間前後かけて、じっくりと味が出てくるのを待ちながら飲んでもらえば、その凄さを実感していただけると思います。
鷹勇にさえ並ぶのではないかと言われるお客さんもいらっしゃるほどです。 |
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杜の蔵
筑後平野のまっただ中にこの蔵はあります。西鉄で博多から一時間弱、三潴駅で降りると、歩いて数分で蔵に到着です。旭菊酒造にも近く、故田中杜氏は、この蔵の末永杜氏の良きライバルであり、良き先輩だったそうです。
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佐賀県地酒 |
矢野酒造
「ベタ甘全盛の佐賀県に、お前さん好みの、すっきりとした切れの良い酒を造る酒蔵があるから、一度行ってみないか」と言われ、その年の九州行きのスケジュールを急遽組み直して佐賀県鹿島市まで行ってきました。
さっそく搾ったばかりの新酒をきき酒させてもらうと、確かにすっきりとした切れの良い味わいで、私好みです。 |