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美味しい日本酒が飲みたい(三枝政幸)

私が、日本酒を自腹で切って飲むようになったのは6、7年前からであろうか。

宴会では「燗」をしたときの臭いと献酬が嫌いなので日本酒は今までほとんど飲まないが、
家ではウイスキーよりも冷やで日本酒を飲むことのほうが多い。
旅先で飲んだ日本酒が美味しいので買って帰り、あの味をと期待すると、
ほとんどが別の酒かと思うくらい違うことが何度もあった。

でも、神社である種緊張している時にいただく日本酒は、
特別高価な銘柄ではないと思われるがおいしかった。
巷間話題になっている日本酒を飲んでみたが、私にはそう美味しいとは思えなかった。
自分の舌がおかしいのかな、と思いつつも美味しくないものは美味しくない。
金を出すのは私だ。もっと美味しい酒があるはずだ。
しかし、今イチだ。家で美味しい日本酒が飲みたい。

こんな絶望感のおり、娘をとおして知り合った近所の吉岡さんから「杜氏の詩」をいただき美味しかったお礼を言ったところ「日本酒が好きなら今度、家へ来て下さい。美味しい酒がありますから」とお誘いをうけ、お邪魔した。
九州の酒、鳥取の酒をきき、あまり聞かない産地だなあと思いつつ飲んだところ、
これがさわやかな美味しさで、以後、日本酒の奥深い世界にはまり込んでしまった。

上乃宮会に参加して1年弱、歯に初めから衣を着せる気など毛頭なく、
自分勝手な消費者として至極当然な美味しい日本酒が飲みたいという願望からほとばしりでる、
槍でえぐるような批評を聞いていると(蔵元を前にしてここまで言うか)私の自制心てなんなんだろうと疑問をもってしまいます。(もっと言え、言え)

ある方は、言っていました。外では、日本酒は飲みません。美味しくないから。
ある人は、言っていました。美味しい日本酒を飲んで行くと結局のところ飲む酒が少なくなってきてしまう。
悲しいから、現時点では至言であろう。

もっと、もっと沢山の種類の日本酒が飲みたい。
美味しくて、産地の風土と造り手の意気込みが伝わるような日本酒が飲みたい。

戦後、堕落した日本酒の世界からの決別を宣言した蔵元と杜氏の造り手。
美味しい酒を紹介し、供給する池田屋さん。(近くに酒屋さんがないとお酒が飲めませんもの)
そして、美味しい日本酒が飲みたいと言い続ける私たち飲み手。
この緊密な緊張関係がお互いを育てるのだろう。

池上さんが、お奨めの品を聞かれて、考え込まず日本酒のソムリエのごとく推薦できる酒がたくさん集まるような時代が早くきますように。

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